
「火」のスートの中のマルクト(マルクトは、再びケテルで休むために、各自が超え、コントロールしなければならない魂の発達の段階)。魚座にある火星。
堪能
(完成状態を必然的に襲う退屈・飽き・うんざり 好品位:恋愛の成就 結婚 幸せな家庭生活)
感情・情緒をあらわす水の元素が10の数字の段階で、具体的に形になる。
『10個のカップは、生命の樹の形を作っている。カップは満たされているが、しかし水をこぼしている。』
※エネルギーを拡張し、完成状態へ。手に入れるものはすべて手に入れ、学ぶ必要のあるものはすべて学び、満たされ、これ以上退屈になっている様子。
タグ : カップ10
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「水」のスートの中のイエソド
喜びと幸福を実感、しかし、うぬぼれは禁物
(完璧な成功 幸福 満たされている しかしおそらくは一時的なもの。 悪品位:虚飾 自我自賛 独断 欲張り過ぎ)
『9つのカップが完全な正方形に配置された。カップは水で満たされ溢れている』
※このカードは水の最も慈悲深い位相を現している。
タグ : カップ9
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「水」のスートの中のホド(ホドは知性・科学者を表わす)。魚座にある土星
成功の放棄
(より高次な物を得るため、物質的成功をテ離す 成功の放棄 すべての事に興味を失う 失望。 好品位:新しいチャンス 探究心 さらなる充実のため、未開発の分野へ)
情緒・愛着を表わす水の元素が、8の数字の集中・圧縮をされた場合、かなり籠りぎみの傾向を持つ。
『二つの蓮の花は愛を注ぎ続けているが、欠けたり割れたりしている浅いカップを満たすには程遠く、カップはほとんど空のまま。水はもはや、海のようには見えず、腐った泥の池のよう。空と水の茶色は、活力のない重苦しい状態を表わし、この感情の状態が死に近づいていることを示している。』
※この状態は、溺れすぎ、与えすぎ、やりすぎの放蕩の自然な帰結で、疲れ切ってしまっている様子を示している。
タグ : カップ8
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「火」のスートの中のネツアク(ネツアクは、低次元での力の勝利を示し、表現する為にはホドのかたちを必要とする)。
空想的成功、しかし、心の中は空っぽへ
(空想を好む 白日夢 愛欲 非現実的な考え 溺れすぎ 好品位:正しい選択 スキあればチャンスをねらう)
カップは感情的、ロマン的な要素であり、アクティブな働きの7の数字では、ロマン的な夢を積極的に見ることを表わす。
『感情の水は、緑色でぬるぬるしている。蓮の花の代わりに鬼百合の花があるが、うなだれている。』
※このカードは、快楽の増大はここに来て堕落によって終わりを告げていることを示している。
タグ : カップ7
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「水」のスートの中のティファレント(ティファレントはバランス・調和を示す)
愛情的満足感・高揚感
(過去の努力の上に築かれた幸福 過去のものが影響 性的欲望をとげる 悪品位:あまりにも過去に生きている 郷愁)
情感や愛情をあらわすカップと調和をあらわす6の数字が組み合わされると、情愛や気持ちによって結びついた関係や、それによってもたらされる満足感、高揚感、純粋さを現わす。
『六つのオレンジ色の蓮が、感情のエネルギーを銅の色をしたカップに注いでいる。カップは満たされているが、あふれてはいない。しかし、あふれていないということは、エネルギーには限界があるということ。また、蓮の茎はからみ合っている。これは、愛が完全に個人レベルの満足へと変わっている、快楽を示している』
タグ : カップ6
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「水」の中のケプラー(ケプラーは解体する力)
失望
(愛情面での失望 愛のない交際 友情を失う 好品位:喜びがまた戻ってくる 再会 失う事で得る 依存を捨てる事で立ち直る)
5の数字は自己主張と外界への力の放出を意味する。4が充電なら5は放電という感じ。
『カップは壊れやすいガラスでできている。蓮の花はしおれ、枯れかけていて、カップは空のまま。下方の水はよどんで、緑色に濁っている。』
※このカードは、物質が精神に勝利、つまり、愛が最初の魅力を失ったことを示している。
逆の方が良い意味
タグ : カップ5
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「水」のスートの中のケセド(ビナーから具体的に築く力)。蟹座にある月
倦怠⇒より大きな鉱脈に接する準備
(物質的な成功への不満足 快楽の仲の罠 飽きる 浪費する がっかりする 逆位置:新しい目標が出来る 良い前兆 新しい交際相手の出現)
4の数字は、3の数字でで示された労苦が成就したことを表わす。しかし、と同時に倦怠期に。
飽きる、消耗するという意味に解されることが多いが、その事自体が主眼ではなく、むしろ、より大きな鉱脈に接する準備と判断すべき。
4の充電という意味は、癒しと解することも出来るが、水の元素は、他者との融合を意味するので、個人の個性的活動ではなく、より大きなものへ(家族・仲の良い人等)回帰することで安心を得る、集団参加で安らぎを得るなどと解することが出来る。
『四つのカップはもはやあふれてはあらず蓮の茎の上に逆ペンダグラム形に配置された。蓮の花の根が複雑に絡み合っていて、空はいくらか暗くなり始め、水面にはさざ波が立っています。これは物質が精神に勝利を収める様子を象徴している』
※このカードは、最初の観念と純粋さを失っていく様子、つまり愛が最初の魅力を失ったことを象徴している。
このカードは逆の方が良い意味。
タグ : カップ4
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豊富
(社交、楽しい交流<しかし、真剣な付き合いではなく軽く表面的> お祝い 協力関係 豊かさ 遊び心 悪品位:肉欲におぼれる 暴飲暴食 喜びが苦しみに変わる 振り回される 一人で決められない 気持ちが合わない 意見が合わない)
水の元素は融合するという性質がある。2であれば、閉鎖的な恋人のような関係にもなりやすいが、3となると、外向きになり、生産的な成果が出てくるので、愛着のあるものが、協力関係のもとに発展性を持つという意味になる。
『たくさんの黄色い蓮の花から、明るい金色色の感情エネルギーが流れ出し、赤いザクロのカップから流れ出している。
このカードは、子供の頃のような、余り深く考えずに、遊びやゲーム、お祝い感覚で他社と分かち合うフィーリングのような感情エネルギーの質を表している』
「火」のスートの中のビナー(ビナーは、理想を形にする能力)。かに座にある水聖星
タグ : カップ3
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「水」のスートの中のコクマー(コクマーは知恵・想像力)。蟹座にある金星
愛
(ロマンティクな愛 恋に落ちる 相手に決定を任せる 快楽 娯楽 悪品位:無駄使い 愚かさ 不安感を抱く 離別 愛に失望)
2という数字は、例えば、天と地、善と悪、真実と虚偽、昼と夜、暑さと寒さ、喜びと悲しみ、男と女というような対立の意味が働きやすいのですが、水の元素には対立ということは少なく、ふたつのものがあれば融合という意味になりやすい。
しかし、落差は生じ、2の数字は自由選択がないので、相手に依存する、バランスシートが崩れ、無駄使い、などを意味する場合もある。
自己充実していたカップのエースが分裂し、引力が生じ、もう片方を必要としている。
『感情の水は、一つの巨大な蓮の花から勢いよく流れ出て、二つのカップを満たし、あふれさせている。
二匹のイルカが愛の蓮の回りにからみついていて、愛に伴う男性性と女性性の調和を示している。』
※このカードは、恋に落ちるという意味を表すこともあるが、多くの場合、つかの間の幻想であり、理性が戻って来るにつれて、はじけてしまう泡にすぎない。
タグ : カップ2
カテゴリ : 小アルカナ【カップ】

「水」の力の根源。ワンドのエースへの女性性への返答でもある。「聖杯」の真髄を原始の形に現わしたカード。
聖杯が神聖なる霊感からの賜物を受け取っている所
(恋愛の始まり 純粋な愛のエネルギー 自己愛 幸せな恋愛 結婚 悪品位:中途半端な恋愛 心が動かない 偽りの愛情 片思いで終わる)
『白い蓮の花に乗っている大きく開いたカップは、純粋な愛のシンボル。天から降り注ぐ光がカップを満たし、さらに底から流れ出ている。
カードの上下のデザインは、霊の領域が、地にある水に表される感情の領域に反映されていることを意味する』
※杯のシンボルは器にためこんだ水である。閉鎖された、囲われた状態では、集中力・親密性が働く。エースは、単独性・始まりを意味するので、盲目の意味もある。
このカードは、分離を超えた所へ私たちを連れていき、お互いを、聖なるものと一つに結びつける、純粋な愛の質を象徴している。
タグ : カップエース
カテゴリ : 小アルカナ【カップ】