小アルカナ【ソード】 | DIREIS

ソード10

「火」のスートの中のマルクト(マルクトは、再びケテルで休むために、各自が超え、コントロールしなければならない魂の発達の段階)。双子座にある太陽

苦しみ 崩壊

(苦悩 痛み 惨事 精神錯乱 あきらめる事 好品位:悪い概念を手離す 悪い執念を断つ)

精神性を表わす剣と具体的な形の10の数字が結びつくと、思想・精神性が肉体を凌駕する。

『生命の樹の形の9本の剣が中央の太陽と心臓を象徴している剣に先をつけ、完全に壊している。精神がすべての統制を欠き、激しい苦痛と狂気が渦巻いていることを示している』

※希望をい抱く根拠も暗示。

ソード9

「風」の中のイエソド

感情を配慮しない冷徹な考え方

(精神的苦悩、自暴自棄、絶望する、スキャンダル、抑圧、重荷。 好品位:我慢強い、時が立てば癒される、明日は明日の風が吹く)

『様々な長さの9本のぎざぎざの剣が下を向き切っ先から血がしたたり落ちている。結晶化した涙で背景が飾られている』

※飽くことを知らない欲望に精神が支配されている様子を示している。

  殉教のカード

ソード8

「風」のスートの中のホド(ホドは知性・科学者を表わす)。双子座にある木星

制約、干渉

(狭いか制限されている環境 偏見に支配される 権威に弱い 外見にだまされやすく本質を見ることができない 混乱。 好品位:良い意味での制御力 意識的な知識 教育 調教)

8の数字の集中性と風の元素の知性的な働きが組み合されると、知性の力による拘束力が発揮され、すでに自明の知識が行動を縛り、可能性を狭めるという意味もある。

『中心には、二本の長い剣が下を向き、後ろにある、サイズも形もバラバラな6本の剣は、様々な意見を表わしている。』

※表面的には、大変不運に見えるが、逆境のサイクルが終焉に達し、良い変化が起こり始めている!

ソード7

「風」のスートの中のネツアク(ネツアクは、低次元での力の勝利を示し、表現する為にはホドのかたちを必要とする)。

不安定な努力⇒何をしても時間の無駄で無益に思える活気のない状態

(不安定な結果 動揺 妥協 失敗に終わる 無意味 好品位:良いアドバイス 好転する 希望が持てる)

知的な鋭さをあらわす剣が、積極的な夢の投影をあらわす7の数字とかかわると、策略的な性質を持ってくる。

『明晰さ、自分の望みが分かっている状態を表わしている中央の剣が、異なったネガティブな意見を表わす6本の小さな剣に攻撃され、明晰さや目的感覚が防げられている。』

※このカードは、強力な反対に遭遇した際、思慮分別と洞察を働かせる事を示している。

ソード6

「風」のスートの中のティファレント(ティファレントはバランス・調和を示す)。水瓶座にある水星

困難から調和のとれた環境へ

(不安の後の成功 困難の部分は過ぎ調和の取れた環境へ 計画性によって進めるプロセス思考 水路での旅行 悪品位:困難な旅立 自己中心 教養を鼻にかける 詐欺)

知性を表わす剣のカードで、5であれば、相手の意見を取り入れる事はなく一方的だが、6では、感情でも勢いでもなく、他者や状況によって計画的・科学的に進めることを示している。

『剣の装飾用のつかがヘキサグラムを形成している。剣の先は黄金で出来た6つの正方形(十字)の上に咲く赤いバラの上で合わされている。めったに手に入れることも出来ず、保のも難しいような道徳機能と精神機能の完璧なバランスと科学的思想の解釈を表わす。

十字を囲んでいる円は、物事を広く、普遍的に見る能力を象徴している。

グレーの背景は、つり合いの取れた小さな形に覆われているが、これは、このマインドの状態の精密な正確さを表わしている』

※このカードが示しているのは、あらゆる次元において、、明晰で合理的になれるマインド、何が起こっていても、そこに客観的な思考をもたらす能力、私見なく科学的に分析する能力である。

ソード5

「風」のスートの中のケプラー(ケプラーは解体する力)

一方的な自己主張

(相手に同情せずに自分の意思を通す 計画的な行動 計算づくで交渉 冷たくて卑劣 悪品位:計算づくで交渉したが失敗 同じく冷たい態度をとられる 交渉の断絶 残酷な行動 )

剣の理知的・知的と5の自己主張で、相手の気持ちを考えず主張するというニュアンス。

『5つの剣のつかが、逆ペンダグラムを形成している。逆向きは不安定でネガティブな思考を象徴する。剣の刃は曲がり、砕けている。』

※このカードは、失敗を認識し、、敗北を認めざるをえない時点を表わしている。と同時に、カードの中央から、光が輝き始め、背景に創造性を示す緑がほのかに現れてきている。

ソード4

「風」のスートの中のケセド(ビナーから具体的に築く力)。天秤座にある木星。

(休戦 休息 充電 心配からの解放)

4の数字は、停止、死を表すこともある。これは、より大きなものに委ねるための停止と解することが出来る。

剣のもつ思考・判断・独立性と総合し、また、4の数字は、大きな源流との関係を意味するので、細かい思惑を一時休止させ、より大きなものに判断を任せる、もの事をあるがままに任せる、と解釈することが出来る。

『同じ大きさと強さを持った4本の剣が、49の花弁のバラで出来たローゼットで出会っている。剣の背後にある十字架は困難を表わしている。

背景の青は明晰さの象徴だが、入り組んだ蜘蛛の巣模様ががあり、葛藤や複雑さがまだ周りにあることを物語っている。これは、和解や解決でなく、休戦でなく一時的な休息である。』

ソード3

{風}のスートの中のビナー(ビナーは、理想を形にする能力)。天秤座にある土星

切捨てていった結果、感情的に傷つくこともあるが、次なる発展を呼ぶ

(悲しみ、痛み、怒り、欲求不満、メランコリーなどネガティブな状態 分裂 動乱 別離⇒しかし、良い結果、良い確立が見えている。 全般的な環境の大変化、整理をつける事で、方向が見えてくる。 悪品位:よかれと思っていた事がトラブルに変わる 休戦破棄 実質的なメリットはあっても気持ち上の損失感、悲しみは残る

風の元素は知的・理論的で、考えたり、選択したりした末に結論を出すというニュアンス。剣の2は何も決められないが均衡を持っていた。3になると、一歩進んで、方針が決まったという状況。それも、剣は分離・分裂を表わすので、次々と切り捨て、消去法で決定したという感じ。

『三本の剣はすべて、ハートのバラの真ん中を貫き、傷つけ、それにより、花びらが散っている。剣は不均等で調和が取れてない。二本の小さな剣は、曲がっていてちっぽけ。

カードの暗い陰鬱な色と背景のとがった模様や不規則な渦巻きは、重い感情の状態を示している』

このカードは、切捨てていった結果、感情的に傷つくこともあるが、次なる発展を呼ぶ、環境の大変化、整理をつける事で良い方向性が見えてくるというという状態を表している。

ソード2

「風」のスートの中のコクマー(コクマーは知恵・想像力)。天秤座にある月。

(人間関係での緊張。 運命にコントロールを任せた状態。 争いは終わり平和が訪れるが、まだ緊張感は残っている。 悪品位:意見が対立してストレスになる 条件づけに支配されて自主的な判断が出来ない 冷戦状態)

剣は知性や思考によって、分離・識別する力。同じ2でも杯は融合するための、剣は分離するためのものとなる。

2の数字そのものは、選ぶことができず、自分が動くとそれにつれて相手も動くという緊張状態。

※人間が運命にコントロールを任せた状態で、このカードが次に何になるか考える必要がある。

『二本の剣が、愛と知性を表す青白いバラを貫き、交わっている。思考がハートの中で休むに至ったのです。そして、そこから放たれた白い光線は、身体、精神、精神、感情、魂がこの状態で楽に調和ししていることを示している。剣の柄にある、祈りを捧げる天使は、決断は人のマインドの領域にではなく、運命や神の手の内にあることを示している。カードの背景の黄色と緑は、霊的な安らぎと、そこからやってくる再生と復活を象徴している』

ソードエース

「風」 の力の根源

下方にある雲が表しているあらゆる疑いや混乱が払いのけられた時に起こる、思考の鋭さや、純粋な明晰さを象徴

(決断する 思考の純粋な明晰さ 洞察のひらめき 「ああ、そうか」という体験 マインドの中でクリアになった気づき 悪品位:決断力の不足 中断する 間違った方向に向かう)

『意識の太陽が無意識の海から昇り、不確かさを焼き払っている。剣の柄は無意識のマインドを表す三日月でできていて、太陽、つまり意識的なマインドと一体となって、柄に巻きついた蛇に表される、意識の変容を作り出している。剣の先が王冠(高次の意識)の中に入っているのは、この変容が、拡大した、高次の気づきによるものだという象徴』

※剣のエースは、知性や思考、識別力という事を象徴とする風の元素の直線性の始まり。一つの固まりに剣やナイフが入ると、それはふたつに分断される。漠然、あいまいなものがここで整理されてはっきりすることも多い。

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