小アルカナ【ワンド】 | DIREIS

ワンド10

「火」のスートの中のマルクト。(マルクトは、再びケテルで休むために、各自が超え、コントロールしなければならない魂の発達の段階)射手座にある土星

重荷と責任

(利己主義 生活の重圧 適度の成功がもたらす重圧 試練の時 憂鬱。 好品位:寛大さ 自己犠牲)

火の元素は、興奮し、意欲を燃やして活動していくのが本性ですが、それが実際的な成果を表わす10の数字と結びついた時、あらゆる事に成果を求め過ぎ、無理し、疲れ、場合によって効率の悪い事もしてしまうような面がある。

『前面にあ る2本のワンドが、背後にある弱く、もろい8本のワンドを抑えつけている。これは、エネルギーが新しい方向へと動くのを許さず、動きを制限している事を示している。』

※もうこのワンドには生まれの高貴さという特権は失われており、疲れ果ててくすぶっている様子。

ワンド9

「火」のスートの中のイエソド(イエソドは物理界への伝達装置)。射手座にある太陽

停滞の中で力が湧いてくる状態

(蓄えた力 小休止 準備する 結果的に勝つが安定した力を供給すべき 病気からの回復 悪品位:気弱になる 不健康)

迅速さと、「火」の精神性と9の数字で、停滞の中で力が湧いてくる状態を示している。

『杖が矢になっている。中央の力強いワンドが、月と太陽を結びつけている。これは、内面と外面、意識と無意識が結びつき、協調して働いている真の合一状態を表わしている。このカードで上部のフォーカスとの連携関係が発展を完了したことを示している』

※何をすべきか?どれが本当に必要で大事なのか?距離を置いて考える時!

ワンド8

「火」のスートの中のホド(ホドは知性・科学者を表わす)。射手座にある水星

迅速

(目的への接近 空路の旅 急速さ 決断のはやさ 悪品位:突然で行き過ぎた力 竜頭蛇尾)

火の成長力が、8の数字の意味である圧縮力を持つと、畳みかけるようなパワーを持つことになる。

『ワンドが電気的な光線に変化。ブロックされたエネルギーは、四角形で象徴されているが、ほんの少し向きが変わると、それはクリスタルのダイヤモンドになり、赤いエネルギーの稲妻が解放される。その稲妻を、インスピレーションととらえることもできる。このシンボルの上にある虹は、この転換が起こった時に可能となる、夢や欲望の成果を表わしている』

※このカードは、ある状況への新しい明晰さや新しい観点がもたらされた時に困難が解決され、ブロックされていたエネルギーが瞬間的に解放されることを象徴している。

ワンド7

「火」のスートの中のネツアク(ネツアクは、低次元での力の勝利を示し、表現する為にはホドのかたちを必要とする)。獅子座にある火星

安定性はない、気合の勇気

(苦闘・熱烈な競争、しかし、成功は可能 障害と困難、しかし、成功は手の届く所 悪品位:口論 優柔不断 臆病)

7の数字には平和的な両立という性質はまだなく、勢いに乗っているうちは有利に運ぶが、維持が大変

5の闘争のカードでブロックされていたエネルギーは、6の勝利でポジティブな解決を迎え、7にきて、エネルギーがより勇気や努力を必要とする領域に入ってきた。新しい中央のワンドは、力強く有機的で、ごつごつしたこん棒の形で。居心地の良い勝利から前進していくには、かなりの勇気と努力が必要。

『背景のワンドの前にあるのは天然の棍棒。火花は散ってしまっている

※このカードが現わすのは、最初のエネルギーの退廃と平衡状態からの離別である。

ワンド6

「火」のスートの中のティファレント(ティファレントはバランス・調和を示す)。獅子座にある木星

勝利

(強気が勝利をもたらす 有利に働く 勤勉と独創性による成功 悪品位:自慢 横柄 不利な状態)

6の数字は環境に対する働きかけ方を示していて、これが興奮が高まりやすい火の元素においては、高揚感、興奮、戦闘力を刺激する。

『5のカードの困難は過ぎ去り、ワンドは調和とバランスを取り戻し、互いにサポートし合い、交差した所には、エネルギーの炎が上がっている。ワンドの頭には、5のカードと同じシンボルが現れているが、中央の二本のワンドにある、意識的な知覚を表す太陽はもはやブロックされてなく、クリアな視覚が戻っている。再生を象徴するフェニックスの頭は、調和を持って向き合い蓮の花は金色で生き生きしている。背景の明るい紫色は、古代エジプトで勝利を表す色としてもちいられていた。』

※このカードは、正しく事が起こっている、事がうまく解決されたというエネルギーを示している

ワンド5

「火」のスートの中のケプラー(ケプラーは解体する力)。獅子座にある土星

興奮が高まりやすい火の元素において、5の数字が表わす自己主張は、他人との意思のぶつけ合いで、喧嘩、議論、競争などになりやすい。

『二本のワンドの頭には、浄化と復活のシンボルであるフェニックスの頭がありますが、互いにそっぽを向いている。他のワンドの頭にある蓮の花は、灰色で枯れたように見える。カードの背景の鮮やかな黄色は、ブロックされた滞ったエネルギーを示している』

闘争
(口論 論争 訴訟 問題 困難 生き詰まり ブロックされたエネルギー)浪費家か気前がいいか品位で判断

ワンド4

「火」のスートの中のケセド(ビナーから具体的に築く力)。牡牛座にある金星

完成

(完成された仕事 労働の後の休息 安住 敏感さ・アイディアを用いる世界での達成 のんびりとした田舎 悪品位:不安定 せっかちと過度の心配からくる信用のなさ 洗練してない)

偶数である4の数字は、外に放出するのでなく、吸収や充電の意味がある。

2の根源の意思は3を通って変容し、固定した法命令支配のシステムを築き上げた。

『ワンドは、輪になってつながり、途切れていない。出来事は完成へともたらされている。ワンドの一方の端には雄羊の頭が、もう一方の端には鳩がある。雄羊は新しい始まりの男性的なシンボルである牡牛座を表わし、鳩は美と愛の女性的なシンボルである金星を表わしており、それらが一つになり、溶け合うことで、古いものが完結を迎えることが出来る。これは、新しいことが始まる前に必要なことである。』

ワンド3

「火」のスートの中のビナー(ビナーは、理想を形にする能力)。牡牛座にある太陽。

確立した力・・・・・発展し続ける

(美徳 発展する事業 苦労の後の成功 希望の実現 大胆な挑戦 アイディアが果てしなく生まれる 悪品位:うぬぼれ 不注意による失敗 精神的破壊 アイデアが失敗)

2のワンドから、方向性がでてくる。

火の元素での生産性を示す3のカードは、生産性という意味で最もストレートになる。休みなく枝葉を伸ばし、種を落とし、増殖していくイメージ。

このカードが出てきたら、「休みなく発展していく」という感じと思えばよい。

しかし、棒の表す火の元素は、理性的に考えるということはなく、非現実的な、誇大妄想的な傾向もあり、話が大きくなるという事も否定出来ない。

『三本の棒は、調和の中で一つになり、そこから花の形の炎がでている。これは、思考、感情、行動のすべてが同調している状態から動くことを意味している』

※芸術家、発明家のカード。

ワンド3

「火」のスートの中のビナー(ビナーは、理想を形にする能力)。牡牛座にある太陽。

確立した力・・・・・発展し続ける

(美徳 発展する事業 苦労の後の成功 希望の実現 大胆な挑戦 アイディアが果てしなく生まれる 悪品位:うぬぼれ 不注意による失敗 精神的破壊 アイデアが失敗)

2のワンドから、方向性がでてくる。

火の元素での生産性を示す3のカードは、生産性という意味で最もストレートになる。休みなく枝葉を伸ばし、種を落とし、増殖していくイメージ。

このカードが出てきたら、「休みなく発展していく」という感じと思えばよい。

しかし、棒の表す火の元素は、理性的に考えるということはなく、非現実的な、誇大妄想的な傾向もあり、話が大きくなるという事も否定出来ない。

『三本の棒は、調和の中で一つになり、そこから花の形の炎がでている。これは、思考、感情、行動のすべてが同調している状態から動くことを意味している』

※芸術家、発明家のカード。

ワンド2

「火」のスートの中のコクマー(コクマーは知恵・想像力)。 白羊宮の火星

野心的、精神の膨張

(支配 野心的 興奮しやすい傾向 攻撃力 ダイナミックなあたらしい方向性 悪品位:冷静さに欠ける鼓動 落着きのなさ 協調性のなさ)

火の元素は、あまり枠の中に収まっていないことが多く、拡大する本性を持っているので、2の方向づけという数字が出ると、精神の膨張、野心の拡大、気分の盛り上がりという状態になる。

また、2の数字には安定性がないので、膨らんだりしぼんだりと休みなく変動していく。

自分の意志ではなく、未来が自動的に決まる2の数字では、この棒の2は、無作為に未来に向かって興奮していくというような状態。

『二つのドルジェが交差している。ドルジェはチベットの破壊の象徴であるが、、「破壊は創造的過程の第一段階とみなすことができる」という象徴。新しいものがやってくるには古いものは捨てないとならない。

ワンドの頭にある馬のついた悪魔の仮面は、古いものを一掃する破壊的なエネルギーのシンボル。矢の先にある蛇は、この破壊に続く再生と復活を示している』

DIREIS TOP » 小アルカナ【ワンド】